2013年6月12日(水)~6月17日(月) 古部満敬展「挙兵」
2013年6月12日(水)~6月17日(月) までは古部満敬展を開催致します。
12:00-18:00(last day ~17:00)
クロージングパーティ 6/16 17:00〜20:00まで
古部 満敬 1984年1月22日生まれ
武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒
大学在学中に中世日本の合戦絵巻に魅せられ、以後
中世日本の鎧武者をモチーフに作品を制作。
表現の場は絵画にとどまらず短編アニメーションに及び、
絵巻の進化形であるアニメーションの世界で仕事をしていく決心をする。
大学卒業後、2007年より都内のCGアニメプロダクションに勤務。
3DCGという未知の分野で悪戦苦闘の日々を送りながら現在に至る。
[作品について]
甲冑を纏った武者を描くという事はもうそれ自体が戦いです。
それを描くと決めたら悪戦苦闘は必至です。
しかしそこを差し引いても描きたくなる魅力が甲冑にはあります。
そのフォルムの一つ一つに積み重ねた歴史があるのです。
着用者の生命を守る為の機能美と着用者を美しく見せる造形美が
絶妙なバランスで混ざり合っている。そこが格好良い。
その格好良さを第三者に伝えたくて仕方が無い。そういう思いで
作品を作りました。
作品の表現手法として3DCGを使っています。
3DCGとは簡単に言えばデジタルの世界で作る立体造形です。
実写映画からCM、アニメーションまで映像の世界で多く使われており、
デジタルで作った造形物をコマ撮りアニメの様に動かしてアニメーションを
作る事が可能なツールです。
初の個展となる今回は3DCGを用いたイラストと短いアニメーションの習作を
展示いたします。
3DCGを用いた作品自体、まだアートギャラリーでは馴染みが薄いと思いますが、
新しい表現の一つとしてご覧いただければと思います。